FC2ブログ
はじめまして、こんにちは。
秋です。。。。



このブログは、峰倉かずやさん原作の『最遊記』
の二次小説サイト&BL小説のサイトです。

あくまで、ここにある文章はパロディであり、
実際の作品、出版社等とは関係ありません。



※このブログの小説は微妙にBL要素を含んだ内容があります。

お子様、または苦手な方は内容を見る前に引き返して下さい。






そういう事を理解した方のみ、
小説(というには程遠いモノ)を読んでいただきたく思います。


そして・・・・。
誤字脱字があるかも知れないので、
見つけた方は教えてくださるとありがたいです。


ちなみに・・・・


いくら小説というには程遠いもの、といっても著作権は私にあるので、
勝手にお持ち帰り&複製などをされては困りますので、
そこの所はどうかご理解をよろしくお願いします。



2、3日に1ページ、という容で最新していこうと思います。
でわでわ、ごゆっくり。



目次へ




スポンサーサイト



小説と、あらすじです。

闇の中に射す光  登場人物(あらすじ)

本編
         10 11
12 13 14 15 16 17 18 19 20(完)

     しあわせ
束の間の幸福  登場人物(あらすじ)

本編
         10 11
12 13 14 15 16 17 18 19 20
21 22 23








「なんで来たんだよ、三蔵。あいつはどこにいんだよ……」

「あぁ」

「『あぁ』じゃわかんねーよ、聞いてんだから…っ!」

「いいから、黙ってろ」



手を強く引かれて、彼の腕の中におさまってしまった。
突然の出来事に対する驚きと恥ずかしさで言葉は続かない。



「お前、やっぱりまだ俺の傍にいろ」

「…ん、いい、の?」

「あぁ…なに、泣いてんだよ。汚ぇ」



「三蔵、こっちには誰もいませんでしたよ…ってえぇ!?なに泣かせてるんですか!」

「知らねぇよコイツが勝手に泣いたんだ」

「泣いてなんかねぇよ!」



誰かわからないけれど、人の良さそうな青年が入ってきた。
三蔵と親しそうな様子から、アイツの仲間ではないことを知る。

涙を拭いて、鼻水をすすり三蔵の腕の中から抜け出た。



「さて、帰りましょうか。会社でナタク君と悟浄が待ってますよ」

「ナタクと悟浄が?そっか、俺二人にまで迷惑を…」

「帰るぞ」



自責の念に落ちていこうとした悟空の心を三蔵が救い上げる。
踵を返し出口へと向かう迷いのないその背中を、小さなオレンジ色が顔を上げて追いかけていった。


(これじゃあ、恋人というよりも親子ですねぇ)


前を向けば厄介なことばかり。
これから起こることは、彼らにとってきっと良い事ばかりじゃないだろう。

けれど今は。



「この先の彼らの未来に幸多からんことを」



言葉に出したらそれが本当に力を持って、未来を包む。
そんな気がした。






前へ
建付けの悪い倉庫の扉が音を立てて開く。
またあいつが帰ってきたのかと思うと身が竦んだ。

足枷と手枷を自力で外したのがバレたとき、あいつは半狂乱になって怒ったのだ。

何回か殴られたせいで体のいろんなところが痛い。
普段なら、もう少し抵抗するのだけれど、こう腹ペコじゃそれもできなかった。

あいつの目的は三蔵の金だったらしい。
500万、と言っていた。

また迷惑をかけてしまうのだろうか、今まで数えきれないほどかけてきたのに。
もう嫌だ、三蔵との繋がりは切れたのに、またこんなことになるなんて。

足音が二つ、俺のいる部屋のドアの所まで近づいてきた。
仲間…連れてきたのかな、それとも三蔵?なわけないか。

心の中にある小さな期待。

そして絶対にありえてはいけないという気持ち。
全部、開いたドアの先に金色を見つけた瞬間まとめて吹き飛んだ。



「さん…ぞ?」

「バカ猿が」

「___!?」



不機嫌な顔でつかつかと近づいてくる彼。
いつもみたいにゲンコツが落ちてくるのだろうと目を閉じた。


___どうして来たんだよ。俺のせいでまた三蔵に迷惑がかかっちまったじゃんか。
ぐるぐると思考をめぐらせながら、それを待つ。



「……」

「……」



おかしい。

いつまで経っても痛みがこないことを不思議に思って恐る恐る目を開けると、ふわり。優しく手が頭に置かれた。
殴られると思い込んでいたから指が髪に触れた一瞬は身体が強張ってしまったけれど、すぐにその大きな手の温かさに解れていく。






前へ
人気のない路地。
前から来たのは細身で気味の悪い男だった。



「本当に一人で来たんだな、金は」

「ここにある。悟空はどこだ」

「金の確認が先だ、寄越せ」



スーツケースを取り上げて男は中身を確認しだした。

周りに仲間の気配はない。
どうやら単独犯のようだ。

金を数え終えた男が立ち上がる。

待ってましたとばかりに、そこで鳩尾に拳を一つ入れた。
呻き声を上げて男は崩れ落ちる。



男の意識がなくなったのを確認していると、車から八戒が下りてきた。



「三蔵!その人…伸しちゃったんですか」

「あぁ、心配するな他に仲間はいない。悟空は無事だろう」

たった500万でこんなことになるなんて…相手が悪かったですね、ご愁傷様です。なんて言いながら八戒は男を拘束する。


「って、どうして意識奪っちゃったんですか!これじゃあ人質の居場所がわかりませんよ」

「それなら見当がついている」



とりあえず警察に連絡して男を近くの電柱に括り付ける。
プレートを首にかけてそこに『僕は誘拐犯です』と書いてやればできあがりだ。


「ここですか?」

「近くに人気のないところは、この倉庫しかねぇんだ」

「なるほど」






前へ

powered by